そろそろ冷やし中華の季節ですね
冷やし中華は、仙台が発祥の地であることはご存知のとおりです。青葉区錦町にある「龍亭」の初代店主である四倉義雄氏が昭和12年に、当時組合長をしていた中華組合で、夏場のラーメンの売上減少をカバーするメニューとして出し合ったアイディアから生まれたもので、試行錯誤の末作り上げたのが冷やし中華だったというわけです。
当時の具は、茹でキャベツ、塩もみキュウリ、スライスニンジン、チャーシュー、トマトなどでスープも今よりはさっぱりしていたそうです。当時ラーメンは10銭でしたが、冷やし中華は25銭で倍以上の値段にもかかわらず、大好評だったということです。戦争終了後の昭和24年に中華料理組合を復活させ、この時に今の冷やし中華の原型が出来上がりました。
仙台の冷やし中華は、盛岡の冷麺、山形の冷やしラーメンとともに東北三大冷やし麺といわれ、観光客の皆さんから大変な人気をいただいております。冷やし中華は地方によって色々の呼び方をされていますが、食べ方も様々で、名古屋を中心とした中京地区では、冷やし中華にマヨネーズをかけて食べるのが定番だそうです。一度試してみてください。