蔵王山麓の温泉郷?その1
深い渓谷に面したいで湯で有名な小原温泉は、開湯800年といわれている温泉郷です。「目に小原」と昔からいわれ、多くの人々に親しまれてきました。小原渓谷に沿って5軒の宿泊施設がありますが、対岸の断崖絶壁を眺めながらの露天風呂は大自然を満喫させてくれます。温質は単純温泉、塩化物泉となっております。
小原温泉岩風呂「かつらの湯」は渓谷の岩壁を生かし、白石川沿いにつくられた共同浴場です。1986年に白石川の増水で土砂が堆積して使用できなくなりましたが、地元の温泉旅館から寄付を受け白石市が完成させたものです。営業時間は8?18時で、入湯料は200円となっておりますので、気軽に利用できると地元の人からも好評だそうです。
小原温泉が企画する「113宿泊プラン」は、1泊2日で湯めぐりや観光を楽しめるツァーです。参加者に湯めぐり手形が配られるほか、小原の寒くずなどがプレゼントされます。この「小原の寒くず」は、うーめん、和紙と並ぶ「白石三白」の一つで、冬の蔵王山麓に自生する葛の根から、でんぷんだけを抽出したもので、生産量が少ない希少品です。