頼もしいですねドクターヘリ
先日の地元新聞に、東北で始めて福島県がドクターヘリを導入するという記事が載っていました。先日東海地方でドクターヘリが大活躍したというニュースが報道されましたが、本当に頼もしい限りです。機内には人工呼吸器、超音波診断装置などの最新医療機器とベッドが装備されるというから、正に動く病院そのもののような感じです。
6人乗りで最大2人の患者を同時に搬送できるというこの優れものは、専門医が現場で初期治療に当り、一秒でも早く救命措置ができるように設計されているそうですが、脳卒中など一刻を争う患者を一人でも救いたい医師の思いが伝わってくるようです。急患の受入拒否などの現状を考えると、こうした動く病院はありがたい限りです。
しかし、医療の現場は複雑怪奇で、このような救急医療施設などのハード面だけが整っても、これをスムースに稼動させるスタッフがいなければ、絵に描いた餅と一緒ですよね。抜本的な解決にはかなりの時間が必要とは思いますが、取り敢えずは、県単位でなくエリアを拡大してカバー率を上げるなどの取り組みはできないものでしょうか。地球が日増しに狭くなっている割には県境が相変わらず遠いのは時代遅れではないでしょうか?