トレーサビリティの行き着くところ
インターネットの普及により、トレーサビリティ(生産履歴の追跡)が確立され、消費者が食材を選ぶ時のツールとして活用されているようですね。最近はどこのスーパーでもQRコードを印刷した商品をよく見かけるようになりましたが、実際に携帯電話などでチェックしている姿はそれほど多くはないようも思われますが。
当然その分高くつくことは承知していても、あえて家族のために安全・安心を手に入れたいと願うのは当然のことですが、如何に自己責任の時代とはいえ、お店を信用しているという至極当たり前のことが当たり前でなくなってきたのかと思うと、何を拠り所にして生きてゆけばよいのか返って心配になることもあります。
何もかも役人のせいにするのも気が引けますが、やはりここのところが肝心のところではないでしょうか?確かに昨今の社会現象を見ると、公に全ての責任を押し付けるのは酷な話でしょうが、こうした不安が蔓延している根源は、公の頼りなさにあるような気がしてなりません。その気になればまだまだ対策は考えられると思うのですが?