泣く子と地蔵には勝てないのでしょう?
昨年の秋口から年金の記載漏れ問題が取りざたされていますが、その影に隠れているのが給付の財源と抜本的な制度改革の問題です。現行の制度では、年金を滞納している人は原則として年金給付が受けられないのは当然というべきでしょうが、こうした人たちも憲法の下で厚く保護されているので安心を構えているとすれば納得できません。
年金がもらえず生活ができないという事態になれば、税金を投入して生活保護というセーフティネットで救うのは当然だというのは納得できますが、納められる所得があるのに、故意に滞納している人まで保護せざるを得ないというのは、どう考えても不合理だと思うのですが、人道上やむを得ない措置なのでしょうか?泣く子と地蔵には勝てないとはこのことですね。
酔っ払い運転で事故を起こした場合でもそうです。「あなたは酒酔い運転だから怪我をしても自業自得です。だから救急車は利用できません」などというわけにも行きません。しかし、限りある救急車をその人に占有されてしまうことにより、善良な市民が手遅れになってしまう事だってあるのではないでしょうか。やはりどこか矛盾しているような気がします。