磊々峡(らいらい峡)と秋保大滝
仙台の奥座敷である秋保温泉には磊々峡という渓谷があります。温泉街の入り口に当たる覗橋の上下流約1kmにわたって深さ20mの渓谷が続いています。覗橋から渓谷に沿って遊歩道があり「八間巌」や「奇面巌」、「時雨滝」、「三筋滝」などが30分ほどの散策で見ることができますし、少し上流には落差55m、幅6mの秋保大滝があります。
この滝は「日本三名瀑」の一つに数えられているほどで、国の名勝となっており、遊歩道で滝壷の近くまで降りることができます。さらに、ここを起点に名取川に沿って上流約8kmにわたり続いているのが二口渓谷です。ここでは谷底から約600m、幅3?という巨大岩壁(盤司岩)や姉滝、白糸の滝なども見られます。
また、大滝植物園では炭焼きが体験できるイベントも開催されるほか、秋保街道から川崎町に向かう国道457号から少し山に入ったところに、色々の分野の芸術家が移り住み制作活動を展開しています。石神ゆめの森というこの一画には、ギャラリー石神窯、アトリエ雲、はゆな花壇、カフェゆめの森、森遊舎、ほうねん座、石の屋、秋保蕎の家などが集積しており、作品の鑑賞・購入ばかりではなく体験できる工房もあります。