勝ち組、負け組とはちょっと嫌な言葉ですね
最近新聞紙上やテレビなどで目にしたり耳にしたりする言葉で、「勝ち組、負け組」というのがありますが、わかりやすい反面、あまりにもドライ過ぎた表現で、その渦中にあり悩んでいる人にはあまり心地よく響かないのではないでしょうか。もちろん、優勝劣敗は世の常なので、あまり気を使い過ぎるのも問題かもしれませんが。
ただ、現在のような使われ方は、あまりにも殺伐としていて味も素っ気もない感じがしてなりません。世の中には、そうした勝ち負けだけで人を評価することが馴染まない、ひそかな誇りというものもあるのではないでしょうか。むしろ、そうした多様な価値観に鈍感な人こそ、何時しか負け組みの範疇に迷い込んでいるのでないか?と疑って見ることも意義のあることではないかと思います。
お茶漬けの美味しさをあれこれ科学的に説明されても、決して美味しさが倍増するわけではありません。心の乾きを癒す手段を身につけている人こそ、信の勝者ではないかと思うのですが、そういう人は決して他人の心を逆なでしたりする軽率な行動はとらないものです。思いやり、気遣い、いたわり、ねぎらい、日本の心を取り戻しましょう!