愛子さま誕生で脚光を浴びた「愛子駅」
仙台と山形を結ぶ仙山線に愛子(あやし)という駅がある。2001年12月に愛子さまが誕生されたのを機に一躍有名になり、普段は殆ど売れない入場券が連日千枚を超え、中には結婚式で配るといって大量に買い込む人もいたというくらいで、仙台駅から応援を呼んだほどの盛況ぶりだったといいます。
地名の由来は「愛子観音」にあるとされていますが、愛子さまの誕生後、駅から600mほど離れた観音堂まで住民が行進し、健やかな成長を祈願したということです。駅周辺は住宅やマンションが林立し、ドーナツ化現象で人口増が著しく、小学校や保育園、幼稚園などもあり、観音堂の周辺はにぎやかです。
「あやし」という言葉は、子供をあやすことを意味するもので、慈しみの心がにじみ出た響きがあります。この年を表す漢字に選ばれたのは確か「愛」だったと記憶していますが、今年は、これに匹敵するようなやさしい漢字が選ばれる年になればよいのですが、現実はそうあまくなさそうな雰囲気ですね。