カレーショップ桜蔵
入り口に近づくと既にただよってくるあの芳ばしい香り。桜蔵のカレーはスパイスがポイントで20種類以上を調合した自慢の味です。「煮込むためのスパイスもあれば、香りを逃さないように最後に加えるスパイスもある。そのタイミングが味の決め手なんです」と、カレー担当の住山さん。ベースとなるブイヨンは鶏ガラ、牛すじ、香味野菜からじっくり旨みを抽出。
ベースは粉類を一切使わず、炒めた玉ねぎにリンゴやトマトペースト、にんにく、生姜などを加えて煮込むこと4時間以上。完成までにトータル丸3日はかかるという本格派です。代表的なメニューは、何といっても骨付きモモ肉が丸ごと1本入ったキチンカレーでしょう。ボリューム満点で肉はホロホロと崩れるほどに柔らかく、最初は甘く感じるのに後からじわっと辛さがきいてくる。
「レトルトも販売していて、福祉施設商品を扱う駅のアンテナショップ(エスパル内・ゆめの森)では、桜蔵のチキンカレーが売上トップなんですよ」と、施設長の小野さん。まだ味わったことの無い方にも、自信をもってお勧めしたい逸品です。骨付きは食べにくいと思うかもしれませんが、スプーンでも簡単にほぐれるほどの柔らかさです。