気仙沼市亀山の桜
亀山は、気仙沼湾に浮かぶ離島・大島の北側に位置する標高235mの山です。山頂に立つと、リアス式海岸の大パノラマが広がり、天気の良い日は遠く金華山や岩井崎方面まで見渡せます。また、夜には気仙沼市街の夜景や漁火そして満点の星空も見ることができます。展望台、レストハウス、四阿(あずまや)といった施設も整備されています。
雄大な景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごせる山頂へは、亀山リフトで登ることができます。浦の浜港から徒歩約5分のところにある乗り場から、山頂へは約12分で到着します。乗車中は、海岸線の眺望やリフトの沿線に咲く季節の花々を楽しむことができますが、サクラの季節には更に見所が増えることになります。
亀山と小亀山には、約300本の桜が植樹されています。そのなかに、緑色の花をつける「御衣黄(ぎょいこう)という桜が10本ほどあり、5月上旬に見ごろを迎えます。桜の咲く同じ時期にはツバキも開花し、頂上からの素晴らしい唐桑半島、それにつながる陸中海岸の素晴らしい展望とは、訪れた人の目を楽しませてくれます。