こぼれるような笑顔
ムサシから多くのことを学びましたが、そのうちの一つは、「健康のために歩くのではなく、歩くことにより健康が保たれるのだ」ということでした。どちらでも同じことだと思われがちですが、ムサシに言わせると全く違うのだそうです。つまり、健康であることは手段であり、歩くことは生きることそのものだということのようです。
この教えを忠実に守り、今でも毎日欠かさず散歩に出かけていますが、ムサシが元気だったころの友達に会えるのが何よりの楽しみになっています。彼らは私たちに会うと、こぼれるような笑顔で駆け寄ってきてくれ、親愛の情を惜しみなく表してくれます。別れてからも名残惜しそうに何度も振り返ってくれる姿には何時も感動しています。
ムサシも表現の仕方こそ違いますがやはりそうでした。この頃はムサシの友達に会うのが楽しみで、散歩の時は何時もその話題になるのですが、今日はそのうちの一人に会うことが出来ました。久しぶりだというのに、全く変らないしぐさが愛らしく、とても親しみを感じるひと時を過ごすことができ、ハッピーな気分になりました。