変貌をとげつつある道の駅
最近の大型店は、買物目的以外に訪れる高齢者が多くなっていることに気づきますが、道の駅でもこうした現象が顕著になってきました。道の駅といえば、高速道路のサービスエリアに相当するもので、車を運転中にちょっと立ち寄り小休止する施設というのが本来の役割だと思うのですが、実際には地元や近郷近在の高齢者であふれています。
地方は高齢化率が高いので、当然だといえばそうかもしれませんが、あれだけ広く取ってある駐車場は、地元住民の車で殆ど埋め尽くされています。販売施設で扱われている商品も、地元スーパーと殆ど変わりはなく、中央資本に追いやられた「落ち武者部落」さながらの店舗形態であるのがとても寂しく感じられます。
折角訪れたので、何か珍しいものを買い求めようと思っても、ここでしか買えないというものを捜すのに一苦労します。方々の店に出回っているため、価格帯も値ごろ感が無く、家に帰ってから、近所のスーパーで買った方がよいということになってしまい、その土地ならではの新鮮味が日増しに失われていくような気がします。