松山の歴史的町並み
醸造の町として知られる旧松山町には、銘酒「一ノ蔵」本社があり、平成10年には「ジョウセン」の仙台味噌醤油が仙台から工場を移し、醸造の町として知られるようになりました。松山の中心街にある醸華邑には、松山の顔である酒をテーマにした「酒ミュージアム」、「ふるさと歴史館」、「華の蔵」の施設が並んでいる。
醸造とは酵母などの微生物が穀物などを分解してアルコールや有機酸類を作り出すことですから、そこには豊かできれいな自然環境と名水の存在が欠かせないが、松山はこうした条件がかね備わっている土地です。「酒ミュージアム」では、昔の酒造りで使われた桶や樽などの道具が展示され、映像やパネルで日本酒が出来るまでの工程が紹介されています。
また、隣の「ふるさと歴史館」は、歴史に彩られた町松山の歴史を、展示品を見ながら学べる施設です。松山は江戸時代を通じて茂庭氏が治めた町で、茂庭綱元が徳川家康から拝領した胴白の槍や刀匠法華三郎信房作の刀大和伝、人車など見所は多い。「華の蔵」では銘酒「「一ノ蔵」」を始めとした松山の名産が買い求められます。