旧佐野社宅
平成19年に「近代化産業遺産」に認定された細倉鉱山の社宅が「旧佐野社宅」です。ここは平成16年まで実際に社宅として利用されていました。昭和の面影を色濃く残す木造平屋建ての建物が並び、平成19年公開の映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」のロケ地となったことで話題を集めているところです。
映画では、「ボク(オダギリジョー)」が幼少期を過ごした街「筑豊」として登場しました。ロケが行われた社宅の中や、若き日のオカン(内田也哉子)が働いていた居酒屋のセットなどが見学できます。昭和のまま時間が止まってしまったかのような佇まいがひっそりと息づいています。いまにも「ボク」が飛び出してきそうですよ!
土日・祝日には、地元のボランティアガイドが施設を案内してくれます。ロケのエピソードや社宅の歴史などを交えたガイドは大好評です。平日でも団体であれば受け付けているそうですが、念のため事前に問い合わせしておいた方がよいでしょう。なお、火曜日はガイドが休みのため、建物内の見学が出来ないのでご注意ください。