知る人ぞ知る松島の紅葉
宮城の紅葉といえば、栗駒、蔵王エコーライン、秋保、鳴子峡などが有名ですが、知る人ぞ知る紅葉の名所が松島にもあります。観覧亭、天麟院、円通院、双観山も名所としてよく親しまれています。特に美しく手入れされた円通院庭園の紅葉は、自然の紅葉とはひと味違って日本の伝統美を感じさせてくれます。
松島という名前の通り、1年中緑の葉をつけた松の緑が多いなか、落葉樹の紅や黄色とのコントラストは時に新たな感動を与えてくれます。今年も10月31日?11月30日まで恒例の「松島ライトアップ」が行われ幻想的な景色が楽しめます。闇の中にぽっかりと浮かぶもみじの紅色に魅せられて訪れる全国のフアンも多いそうです。
さて、松島でもう一つ紅葉の名所を挙げるとすれば扇谷でしょう。展望台付近にあるモミジは秋になると一斉に朱色に染め上がり、自然の季節感が胸に迫ってきます。日本人の心である侘びさびの世界と大自然が織りなす雄大な景色、どちらも松島らしい本当の顔であることを再発見できるひと時となることでしょう。