見ごろを迎えた鳴子峡の紅葉
鳴子温泉郷の西部には、四季折々の鮮やかな彩りを楽しませてくれる大渓谷があります。ご存知鳴子狭はこれからの季節、紅葉が素晴らしく全国から観光客が押し寄せます。大谷川が深く刻んだ?字渓谷は、高さ100mほどの断崖絶壁が2km以上にわたって続き、雄大で荒々しい景色が訪れる人の目を楽しませてくれます。
春は新緑が鮮やかですが、秋はまた紅葉がことのほか見事で、見晴台から大谷橋までの2.5?の間に整備された遊歩道を散策しながら、じっくりと深まり行く秋の景色を満喫できます。こうした錦絵に加え、川の流れもまたすがすがしく、変化に富んだ奇岩の数々も渓谷美に花を添えてくれる感じです。弁慶岩、夫婦岩といったものなどがそれです。
遊歩道の散策時間は約1時間ほどですが、2007年に落石があったため、現在のところ一部通行止めになっているかもしれませんが、茶褐色の岩肌にブナ、ナラなどの黄色、楓の赤、松の緑が映えわたり見事なものです。中山平のレストハウスから眺めるだけでも十分楽しめますので、早めにお出かけになってはいかがでしょうか。