直径3.5cmの重縁まんじゅう
明治時代から続く若柳の菓子店では、直径3.5cmの小粒のまんじゅうを製造しています。名づけて「重縁まんじゅう」という一口まんじゅうは、「御菓子之辻山」5代目辻山英則さんが3?4年前に東京で見かけたのをきっかけに作り出したものだということです。成型機械の導入になど準備にかなりの時間を要しましたが、やっと販売までに漕ぎ着けた。
生地とあんの味、食感などにこだわり、長年のノウハウを生かし辿り着いたもので、ふわふわもちもちした食感のまんじゅうに仕上がっています。生地は黒糖入りで甘さを抑え、その分あんの方をやや甘めにしたのだそうです。十円を重縁と書くのは、人とのご縁を大切にしたいという願いが込められています。
本店で朝作られたまんじゅうは、仙台市の泉店に届けられる。二度蒸製法でほかほかの蒸したてを求めることができます。アンテナショップである泉店には、いずれ本店のカスタードケーキなどの商品も広めて生きたいと辻山さんは意気込んでいます。値段はその名の通り10個入り120円?50個入り550円と大変お値打ちになっています。