石油製品高騰で思うこと
先日地元新聞に面白い記事を見つけました。「父の交通手段はラクダだった。わしは自動車を運転する。息子はジェット機に乗っている。彼の息子はラクダで移動するだろう」(『石油の呪縛と人類』ソニア・シャー著)というものでした。これは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の先物相場で1バレル126ドルの最高値を更新した原油に関する記事です。
日本の昔話にも、過大な要求をし続けているうち、最後には元の木阿弥になってしまったという話がありますが、サウジアラビアにもこうした話があるところを見ると、人間の欲望に対する戒めの考え方は、洋の東西を問わないのだと改めて感心させられました。ところで、それにつけてもいい加減にして欲しい値上げですね。
日本にはラクダはいないので、さしずめできることといえば自転車の活用を増やすことでしょうが、そうなると走れる道を整備する必要がありそうですね。その場合はやはり道路特定財源を使って整備することになるのでしょうか?いずれにしても、やりたい放題の投機筋に一泡吹かせるぐらいの知恵が欲しいところです。