古くて新しいライフスタイル
先日あるテレビで、現代の若者の旅行の楽しみ方というのが話題になっていました。その内容は、今風の若者は、IT時代の落とし子らしくインターネットをフルに活用し、旅行情報をふんだんに収集できるので、実際に海外旅行をしなくても十分旅行気分が味わえるという安上がりな人が増えているというものでした。
しかし、こういう考え方は昔からありましたよね。たとえば、木で作った魚をおかずにしてご飯を食べるとか、梅干をそばにおいて酸っぱい味を連想させることでご飯だけを食べるなどです。こうした噺は落語の世界だけでなく、どこの町にも一つや二つあったものです。その子孫である若者たちはこれを素直に受け継いでいるだけかもしれません。
ガソリンの値段が高騰している今日、こうした発想はますます現実味を帯びてきていますね。少なくとも、安いカゾリンを求めて車をムダに走らせる中高年よりははるかにましなような気がします。暫定税率復活分を補うためにはおよそ20%の節約が必要ということになりますが、若者にその対策を相談してみてはどうでしょうか。