花山湖畔 渕牛館跡?その2
しかし、この時(1062年)源頼義、義家軍は裏手の軍沢より渕牛館を包囲し、城を攻め落としたという。落城後は源氏の家臣の居城となり、その後、葛西氏、大崎氏の家臣となり、伊達政宗の時に廃城となった。今では城の形跡は全く見られませんが、展望地にある東屋から眺望を楽しみながら、この地の歴史に思いはせるのも感慨深いものがあります。
このコースのハイライトは、長さ110mの吊橋からの眺望でしょう。下りなので10分ほどで湖面に架かる赤い吊り橋に辿りつきます。この吊り橋は昭和33年に架けられたもので、長さは110.9m、幅2.0mと意外にゆったりとした造りになっています。橋の中ほどから湖面を見下ろすとかなりのスリルを味わうことができます。
さて、帰りが問題である。ここまでは下ってきたので楽にこられたのですが、今度は急勾配の階段をひたすら登ることになりますが、360段もありますから大変です。やっとの思いで東屋につくとようやく下りになります。展望地までのコースは他にも3コースほどあるので、無理をせず体力に合わせてゆっくりと散策することをお勧めします。