美里町の齋林本店?その2
世間の評判に流されない、自立したユーザーが増えている。飲食店でも少量グラス売りするなど、地酒はより身近な存在になってきたと齋藤さんは分析する。最近の売れ筋は、「少し重たい酒が見直されていますが、全体的にのまれているのはやっぱりバランスが良くキレのあるお酒、食中酒になるものですね」とのことだ。
齋林本店では、7年前からオリジナル純米吟醸「彩(いろどり)」を販売しています。近隣農家と塩釜の蔵元の協力を得て、賛同した会員たちと一緒に酒米づくりから手掛けています。特に年会費などはなく、作業後の打ち上げにかかる費用を割り勘で払うだけ。「泥んこになって田植えや風と遊びながらの刈り取り。口コミで広がってメンバーは80人位に増えました」とのこと。
地酒にふれあいながら、地元の良さを広く伝えるのが狙いだそうです。「地酒は日本の伝統文化の一つ。飲めない方も含め、もっともっと身近に感じていただけるよう努めていきたいですね」と締めくくっています。梅酒の品ぞろえは県内随一という齋林本店は、店内に大型冷蔵庫や焼酎棚、酒器類なども備えられており、2階はフリースペースとして地酒の会なども催されます。