ムサシは永遠の存在
人にはそれぞれの考え方があります。わが家のムサシが逝った時は、厳かな雰囲気の葬儀はしてあげられませんでした。しかし、私としては単なる儀式で終わらせたくなかったのです。ムサシと私との間の距離を遠くする儀式を認めてしまえば、ムサシの存在感も薄れていくような気がして、それがたまらなく寂しく感じられました。
といいつつも、世間並の葬儀をしてあげるのも私の役目ではないかという思いもあり、未だに心の整理がついていません。こうした状態を批判する人もいるでしょうが、絆の強さを形式に置き換えることはできないで、自分流を貫くことにしています。もちろん、他の人の考え方や行動を批判するつもりなど毛頭ありません。
私とムサシの場合は、いつでも一緒で常に会話もできるし、こまった時は的を射たアドバイスもしてくれます。こうした思いはたぶんムサシも一緒で、これからも永遠に付き合っていきたいと思っています。レオ君との付き合い方もムサシのアドバスによるもので、重力こそ感じませんが、存在感が薄れることなどあり得ないと思っています。