動物の供養をする僧侶?その1
10月18日(日)の読売新聞にこんなコラムが載っていました。ペットロスの体験から、寺の住職になり、ペットの葬儀を行っているというものでした。住職の名前は横田晴正さんで、東京荻窪の米穀店で育った。子供のころ、店に住み着いた猫に「ミク」と名付けてかわいがっていたが、10歳のとき、そのミクが大けがをして帰ってきた。
心ない誰からか虐待されて両目をつぶされていた。動物病院につけて行くお金もなく、できることは祈ることだけだったが、ミクは横田さんの膝に抱かれたまま息を引き取った。約1年後に、祖母の法事に来た僧侶に、「ミクのためにお経を上げて」と頼んだところ、「動物にはあげるお経がない」と言われてショックを受け、悲しみを深めた。
「自分は、動物のために生きたい」。子供心にそう思うようになった。以来、路上でけがをした犬や猫がいると手当をし、死んだ小鳥を見つけると自宅の庭に埋めてあげた。その後結婚したのが、今住職を務めている長福寺の長女だった絵里さんでした。ホームセンターに就職し、ペット用品の開発を担当したもの現在につながっていたのかも知れない。