宮城サクラの名所?三神峯公園
仙台市内では西公園や榴岡公園と並ぶサクラの名所です。ソメイヨシノやヤエザクラ、シダレザクラなど35種類もあり、しかも644本ものサクラが植えられており、長い間花見が楽しめるところとして知られています。開放感のある芝生公園は、家族連れで花見を楽しむには最適な場所で、子供たちが楽しそうに遊んでいる姿がよく見かけられます。
三神峯公園は、縄文時代の大規模な集落遺跡や旧陸軍幼年学校跡地の記念碑があることでも知られています。また、現在公園になっているこの場所は、旧制二高の校舎があったところでもあり、学都仙台の象徴的な場所であったようです。明治20年に開校された仙台第二高等学校は、昭和20年7月の戦災を経てこの地三神峯に移転されました。
西多賀の町から公園に向かって坂を上っていくと古い門があり、その奥に入ると、理学研究科付属原子核理学研究施設のある東北大学の門に突き当たります。広い芝生とそこに続く松林には涼を求めて訪れる人も多いようです。このように花見だけではなく一年を通して親しまれている三神峯公園は、間もなく大勢の人で賑わうことでしょう。