これからの楽しみ
ムサシの足腰が弱ったときのことを考えて、車椅子を買い求めたいと思っていました。今がそのときなのかとも思いましたが、市販のものでどうしてもしっくりこないのです。というのは、ムサシの場合、本人の意思で歩きたい場合は歩き、疲れたと感じたときに、車椅子に乗せるといったスタイルを採りたかったのです。
つまり、ムサシが自力で散歩しているときは、車椅子を折りたたんで背中に背負えるようなものが欲しかったのです。かく言う私も車椅子を担いで散歩ができるのかという不安もありました。そんな迷いから今日まで実現しなかったのですが、いよいよ現実の問題になってきたことを実感するに至ったので、乳母車タイプのものを買うことにしました。
ムサシ用の車椅子は、受注生産なので注文してもすぐには使うことができないので、当面は車と歩行の二段構えで望むことにしました。ムサシが歩きたいといえば歩かせ、疲れたといえば車に乗せるといった具合です。このシステムは一人では無理なので、毎日二人で協力しながら行いました。ムサシはこの贅沢が結構気に入ったみたいです。