宮城サクラの名所?鹽竃神社
奥州一之宮と呼ばれる鹽竃神社は、1200年以上の歴史を誇っている。現在の社殿は、仙台藩主伊達家が寄進したもので、境内には志波彦神社や製塩に関する資料などを展示した鹽竃神社博物館もあり、国の重要文化財にも指定されています。花見の季節は参拝客で賑わいますが、境内へは桜並木のある東参道を登るのがいい。
例年5月上旬に咲く鹽竃ザクラは、国の天然記念物に指定されており、サトウザクラ系のヤエザクラで花の芯から小さな緑色の葉を出す珍しいもので、平安時代の記録にもあります。境内のソメイヨシノやシダレザクラも神社建物に映えてとても美しい。また、表参道は神社の正面側になるが、ここからの眺めもまた風情があります。
鹽竃神社には、三柱の神が祀られています。正面左宮がタケミヤノカミ、右宮がフツヌシノカミで、この2神は日本古来の武神であり、それぞれ鹿島神宮と香取神宮の祭神です。奥の本殿は2つ並んでいますが、参拝客が拝む拝殿は一つになっています。一方右手には、別宮があり、シオツチオジノカミが祀られています。