宮城サクラの名所?金華山
牡鹿半島の鮎川港から船で20分程の距離にある金華山。太平洋に浮かぶこの島は、出羽三山、恐山とともに東奥の三大霊場として知られているところです。島には太古の姿そのままの原生林が残っており、鹿山公園には野生の鹿が生息しています。また、島の裏側の千畳敷に向かう途中の沢でサルを見かけたという人もいます。
金華山は、海の青さ、松の緑、ピンクの桜、それに鹿が一度に見られる風光明媚なスポットですが、桜の開花はやや遅く、例年は4月20日以降と予想されています。ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラなど約110本の桜が信仰の山に春を告げます。桜の下でのんびりと過ごす鹿の姿はいかにも和やかで絵になる風景です。
島の中腹には金華山黄金山神社があり、5月上旬には神社最大のお祭である「金華山初巳大祭」が行われ、大勢の参拝客で賑わいます。金銀財宝、開運の神として知られる神社で、3年続けてお参りをすると、お金に不自由しないといわれているためか、歳旦祭(元日)から格別な初日の出を迎えようとして多くの人が訪れます。