宮城サクラの名所?西行戻しの松公園
戻しの松といっても、松の木が西行を戻したというわけではなく、西行法師が行脚の途中にこの地に立ち寄ったとき、一人の童子に出会い問答をして敗れたのを恥じ、松島には立ち寄らず去ったという言い伝えによるということです。ここから眺める松島湾は、まさしく絶景で、松島四大観に勝るとも劣らないでしょう。
公園ないには、松のみどりに映えるソメイヨシノが260本ほどあり、花見シーズンには大勢の観光客が押し寄せます。福浦橋を眼下にながめながら、遠く金華山も同時に望むことがでる高台であるため、海の青さ、赤い福浦橋、ピンクのサクラ、そして緑の松を独り占めできるのがこのスポット最大の売りのようです。
そしてもう一つのお奨めスポットがこの近くにあります。ここから50mほど山道を登ったところにある白衣観音の展望台がそれです。ここから眺める景色はもう一つスケールが雄大で、松島湾ばかりではなく松島の街並みも一望できます。植えられているサクラの本数としてはそれほど多くはありませんが、花見の名所に数える価値は十分あります。