子供と携帯電話
子供が携帯電話を持つことや学校への持ち込みを巡り、議論が百出しているようですが、これをメリット、デメリットを挙げて議論するのはあまり意味がないように思われます。文明の利器というものはそれ自体そうした功罪を内包しているものですから、これを使用することを禁止したとしても非行の芽を根絶やしにはできない。
ダイナマイトや麻薬だってそれなりの存在意義があるわけで、これを悪用する側に問題があるのであって、これを全面的に使用禁止にした方がよいという議論にはならない。だからといって、「使う際のルールを理解させていないことに問題がある。使用する時間帯や料金などに制約を設ければよいのではないか」といった意見も殆ど意味がない。
ここはまず、子供たちにとって有害な使い方を徹底的にチェックして、これらに対応した使用ができないような限定機能付の機器を開発するよう国やメーカーに訴えるべきではないでしょうか。そうした要望が大きなニーズであることが確認できれば、開発する側も大きなビジネスチャンスと捉え、開発に一層力がはいるのではないでしょうか。