秋保工芸の里と里センター
秋保温泉街の南西に当たる高台に秋保工芸の里があります。伝統工芸品を作る職人たちが創作活動を行っているこの里では、木工体験、埋もれ木のガラスとんぼ玉づくり、こけし・独楽の絵付け体験、箸の製作体験、染色体験など様々な体験ができます。広々とした敷地に9軒の自宅兼工房が点在しているので、見学するだけでも目の保養になります。
その中の一つ仙台箪笥、漆工芸品の製作・販売を行う「熊野堂」では、仙台藩お抱え大工の家系で、実際に漆を使用しながら、箸や椀の製作が体験できます。また、「染織工房つる」では、化学物質を一切使わずに草、根、花、木などの植物で染めた、やさしい風合いの染織を製作しています。ハンカチの藍染、しぼり染めなどが体験できます。
一方こちら温泉街の中心にある秋保・里センターでは、秋保の工芸品の展示や観光の紹介を行っています。色の付いたガラス粒子を銅版にのせて窯で焼いて仕上げる七宝焼。ブローチやネックレスなどの製作や和紙のちり紙体験、それに春夏秋冬それぞれの季節に合わせて、子供たちと一緒に楽しめる折り紙作りも楽しめます。