大和町のシンボル七つ森
南川ダム(七つ森湖)の東と南にある七つの山々からなる七つ森は、船形山の麓にこんもりとした山が並んでいることからそう呼ばれています。大和町のシンボルにもなっているこの山は、東から順に並べると松倉山、撫倉山、大倉山、峰倉山、鎌倉山、遂倉山(とがくらやま)と300?350m前後の同じような山が6つ連なっています。
もう一つは、南に離れている少し高い笹倉山(506m)です。いずれの山も倉の名がついているのが面白いですね。七つの山を歩く遊歩道コースも整備されており、時間と体力に自信のある方は是非挑戦してみてください。鎌倉山からはダムが間近に見え、撫倉山からは舟形山、仙台、そして太平洋と360度の展望が楽しめます。
各山の頂上には薬師如来像が安置されており、毎年5月8日に無病息災を祈願して、一日で回る七つ薬師掛けが行われます。見る位置により景色が変わる七つ森。なかなかユーモラスでかつ神秘的な風景は、付近を走行するドライバーにとっても心が癒される空間ですが、あの曽我物語にも登場する朝比奈三郎伝説のあるところとしても有名な所です。