アウトレット店の賑わい
アウトレット店とは、「売り残り品や規格外の商品を格安で売る店。通常より二割以上安い店が多く、セール時は八割引きも珍しくない。衣料品やカバン、靴など雑貨が中心だが、家電や食器などを販売する店もある。十以上のアウトレット店を集めた商業施設をアウトレットモールと呼ぶ」という解説があった(H21,1,10日経新聞:消費の現場)。
わたしたちも改めてこの解説を読むまでもなく、アウトレット店とはそうしたものであるという認識は持っていたはずであるが、どうやらその認識が間違いであると思い始めてきた。というのは、あまりにも売上の伸びが大きいところを見ると、明らかに「売れ残り」や「規格外」の方が主役になっているように思えるからです。
デパートや大型店が売上不振に喘いでいるなか、アウトレット店だけが一人勝ちしているという現象は、こちらが主役で、既存店がアウトレット店ではないかと勘違いしてしまいそうになる。どう見ても結果的に売れ残った商品ではなく、最初からアウトレット店向けの商品として別枠で生産しているとしか思えません。