ムサシの四季?冬その2
正月が開けたころをめがけて、ドカ雪がやってくるというのが通例です。ムサシはこの雪が大好きで、まっ更な新雪に体を埋めて得意げに振る舞い一向に帰ろうとしません。寄り道をしながらようやく家にたどり着くと、今度はストーブの前に陣取ります。これがまた不思議なのですが、たぶん私たちと同じなのでしょうね。
寒いところから、急に暖かいところに移動すると、今までの寒さがかなりのものであったことを強く感じることがありますが、ムサシもそうなのかもしれません。しかし、自分が邪魔だと悟るとすぐに移動しますので、そういう時はなるべくそっとしておくことにしているのですが、程なく自分の陣地に引き上げて行きます。
専用の毛布をかけてやると、気持ちよさそうに居眠りを始めますが、目を覚ますと外の様子が気になるらしく、ドアノブを器用に引き下げて体重をドアにあずけ、難なく外に飛び出し、またもや雪まみれになって遊びだします。庭からは道路に出られない構造になってはいますが、やはり心配なのでつい追いかけて庭に出てしまいます。