ムサシの四季?秋その1
甲子園大会が決勝戦を迎えるころには秋風が吹き始め、あたりを見ますとススキも一人前に存在感をアピールするように育っています。このころになると、ムサシもやれやれといったところでしょうか、涼を求めて移動する姿がめっきり少なくなります。変わって食欲の秋が到来するのはわたしたちと全く同じのようです。
ムサシにとって一番の好物はりんごと焼肉ですが、この時期が食べごろのスイカも大好きです。三角に切ったスイカを食べるとき、まるでハーモニカかを早吹きするようで、とてもユーモラスです。いくらでもいけそうな様子を見ていると、どんどん食べてもらいたい気もするのですが、そうもいかないのが少し残念です。
一方、遊び方の方でも変化が見られます。夏の間大きく茂った藪の中にもぐるのがとてもすきなのです。少し木がかれはじめて、落ち葉のじゅうたんができ始めるころ、その感触を確かめながら、小さい隙間をめがけて入り込み、新しい刺激を求めて行動しているようですが、相棒であるわたしとしてはちょっと息切れすることもあります。