食の安全に本気で取り組む姿勢
先日ある筋から、「健康・食育マスター講座」が仙台で開催されること聞かされました。この講座は、「文部科学省許可(財)日本余暇文化振興会」の監修・認定を受けているとのことですが、内容は実にシンプルで私たち誰もが最も関心をもつべきものなのですが、ユニークなのは、主催者の食に対する熱い思いがひしひしと伝わってくることです。
その主催者の言葉を借りれば、「テレビや雑誌にあふれている健康に関する情報の中で、どう判断し、何を選択するか。正しい知恵とその実践方法を学び、それを世の中に伝えていくこと。一人でも多くの人生をより良い方向に導いていくこと」それが主催者の食育の答えだというのです。長い人生経験の中で生活のプロを自認していた私には、大きな衝撃でした。
経済性と嗜好性を両立させることが自分に対する最大の貢献と思い込み、決して疑うことがなかった自分の姿を映像の中で見せつけられたようなショックでした。改めて考えてみるまでもなく、生きているということは、健康な食生活に裏打ちされていなければ意味のないことですね。地域や団体のリーダーを目指す方、プロのアドバイザーを志す方など、思いは様々でしょうが、忘れかけていた日本の心を取り戻すチャンスでもあります。真摯にこの講座に挑まれることを願っています。