南方の「もっこりにら」ラーメン、餃子
登米市南方地区の道の駅みなみかた「もっこりの里」では特産品の「もっこりにら」をはじめ、地元の食材が並べられていますが、主な産地は、登米市内から大崎市までの一帯に及んでいます。特に登米市(旧南方町)の豊かな耕土で有機質を使用して栽培されたにらは肉厚で葉幅も広く、とても柔らかで甘味のあることから、「もっこりにら」の愛称で呼ばれています。
年間百万トン以上も出荷され、宮城県でも屈指の生産量を誇っており、名称の「もっこり」は町のキャッチコピーにもなっています。加工品としても「もっこりにらラーメン」、「にらっこの餃子」、「もっこりにら煎餅」などがあり、いずれも好評を得ております。 ビタミンAを始めとする豊富なビタミンやカルシウムも多く含む、代表的な緑黄色野菜です。
和風料理のほか、ギョウザなどの中華風料理にも用いられるようになったことから、ラーメンの開発に進んだものと思われますが、あの独特のこくと香りに加え、鮮やかな緑がラーメンのイメージを一変させたことも人気の秘密のようです。5月から9月にかけて出荷のピークを迎えるにらは、宮城県では圧倒的に露地栽培が多いようです。