ペットの高齢化問題
飼い主亡き後のペットの余生を危惧する記事が新聞に出ていましたね。内容を要約すると以下のようなものでした。栄養価の高い餌や病気予防ワクチンの普及で、犬の寿命は15年前のほぼ2倍になり、15?20年生きることも珍しくないという。それはそれで嬉しいことなのですが、飼い主の方が先きに亡くなってしまうケースもあるということです。
そういえば、身の回りでもそうした例が出始めていることに気がつき、身につまされる思いで憂鬱になりました。こうした場合、老犬ほど引き取り手がないという現実も理解できるだけに、ペットを飼うことの責任の重さをあらためて認識しているところです。しかし、だからといってペットを飼うことをはやめようというのでは何の解決にもなりません。
もしもの場合を想定して、一生涯預かりサービスを始めたところもあるようですが、人間の社会と全く一緒ですよね。ただ、ペットは飼い主と運命を共にする覚悟が人間よりできているような気がします。私たち飼い主は、ただ一生懸命かわいがることしかできませんが、命がけで護りぬく覚悟があれば必ず通じる。そう信じるだけで元気になれます。