北上川とその支流の魅力
登米地方は北上川の豊な恵みを存分に活用している。その昔船着場でもあった登米では、市内の有志が集い北上川と触れ合う「北上川かっぱの会」を結成し、北上川遊船体験ができるさくらクルージングや米谷花火クルージングなどを催している。悠久の北上川を屋形船で楽しむこの企画は、4月の花見時期と8月の納涼時に行われます。
また、北上川の支流である大関川につくられた河川敷公園(三滝堂ふれあい公園)では、渓流の景色ばかりではなく、古生代二畳紀の海の堆積物である子持ち岩が見られます。川遊びができることから、夏休みには子供たちに大人気です。テントは有料で貸し出されていますが、自由に楽しめるのが好評のようです。
一方の支流鱒渕川では、源氏ボタルが鑑賞できます。ここは国の天然記念物「源氏ボタルの集団生息地の北限」とされていますが、長期に亘る地域住民の保護活動が実って誕生したサンクチャリーです。毎年6月下旬から7月上旬にかけて、夕刻、ホタルの光を鑑賞できるとのことです。夕闇に浮かぶ光のページェントが堪能できそうですね。