はびこり過ぎていませんか、キャリーバッグ
近頃はキャリーバッグを引いている人を見かけるのは珍しくはありません。確かに無駄なエネルギーを使う必要はないので合理的かもしれませんが、少し傍若無人に振舞い過ぎているように感じるのは私だけでしょうか。特に若い女性がひどいというわけではないのですが、駅などの人ごみの中で他人と交差する場合、自分の体だけ先に出ようとして譲る姿勢を示さないのは許せません。
というのは、自分の体だけならまだしも、キャリーバックが後からついてくることを計算づくで先に通り抜けようとしているからです。あまりの振る舞いにこちらも思わず、人には譲ってもキャリーバックにまでには譲りたくないという気になってしまいます。最近はこういう場合、少し小走りで先に前へ出るようにしています。ちょっと意地悪でしょうか。
私としては、地に落ちたモラールを取り戻すための教育的配慮のつもりなのですが。流行というものは恐ろしいもので、何でも引きずるのが今風のやり方なのでしょうか。なかには、昔のドカベンよりやや大きいぐらいのバッグでも引きずっている若い人がいます。いい若い者がそれぐらい自分で持ちなさいと言ってやりたくなることもあります。