厳冬の松島、雪化粧の五大堂
松島のシンボル五大堂は、大同2年(807年)に坂上田村麻呂が東征のおり毘沙門堂として建立したのが最初。後に自覚大師円仁が円福禅寺(瑞巌寺の前身)を開いた際、「大聖不動明王」を中央に、「東方降三世」、「西方大威徳」、「南方軍荼利」、「北方金剛夜叉」の五大明王を安置したことから、五大堂と呼ばれています。
現在の建物は、伊達政宗公が慶長9年(1604年)に再建したもので、桃山式建築の粋をつくして完工したものです『電脳松島絵巻:松島観光協会より』。平成18年8月に33年に一度の御開帳が行われた後、今はひっそりと雪化粧の準備にはいっているようです。
この五大堂の雪景色、写真や映像ではご覧なった方も多いと思いますが、実際にじっくり眺めるチャンスは、地元の私たちにもめったにありません。静寂で荘厳な空間に浸ってみるというのはいかがでしょうか。オフシーズンならではのお薦めスポットです。自分探しの旅にはぴったりの雰囲気だと思いますが。