問われる生活の工夫力?その1
日経新聞の生活欄(平成19年12月18日)に、「減らせるCO2欧州の暮らし変革」という記事がありました。読んでみると、温暖化ガスの削減は住宅にあり、住まいのエネルギー効率を良くすれば使用燃料が減らせ、温暖化ガスの排出量も自然に削減できというものでした。
私たち日本人は、この冬の灯油やガソリンの値上がりを嘆いてはいるが、これらの化石燃料に依存することにより、環境をどんなに破壊しているかをあまり考えてこなかったことに気づかされました。デンマークの中央に位置するサムスー島では、約四千人が暮らしているが、地域住民が資金を出し合い、バイオマス技術を活用して地域暖房施設をつくり、タンクにためた水をボイラーで温めパイプを通じて各家庭に運ぶという仕組みである。
燃料は周辺農家から買った藁である。燃やせば二酸化炭素が出るが、植物は生育中にCO2を吸収するので環境への負荷は低いというわけである。暖房費として負担するのは何と月々百クローネ(二千百円)だというから驚きである。同様の施設が島内に4カ所あるほか、21台の発電用風車、各家庭には太陽光発電装置が備えてあり、車やフェリー以外のエネルギーは全て賄っているという。しかも、余った電力は他の島に販売しているので、CO2排出量で見ると島全体ではマイナス1,500トンになるといううらやましい話である。
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