恩着せがましいのはいただけません
鬼平犯科帳で有名な池波正太郎さんの口癖は、「恩は着せるものではなく着るものだ」そうですが、全く同感ですね。最近は少なくなったような気もしますが、政治家の先生はこの橋は私がつくったのだなどと、聞かれもしないのに恩着せがましく言っていたのを思い出します。
今話題の年金問題もネッコは同じところにあるような気がします。役所のツッケンドンな対応スタイルは、誰のおかげで年金をもらえると思っているのかと言わんばかりに聞こえます。庶民感覚としては、「長い間お預け頂いて有難うございました。お申し付けいただければ、こちらからお届けにあがります」ぐらいなことを言ってもらっても罰は当たらないと思うのですが。
偉い先生方は油を売ったり、恩を売ったりして儲けているのに、額に汗して働いている庶民は、相変わらず恩を着せられ放しなのは少しおかしくありませんか。ここらで一つ恩に着る姿を見せてもらいたいものですね。これが一番の教育改革になるに違いありません。