観光地の匂いこそがブランド
旅行で温泉地を尋ねたときに感じるあの独特な匂いは、癒しの象徴のような気がしますが、これこそが観光地のブランド力でもあるわけで、大事にしたい地元の宝物なのでしょうが、お客様に言わせますと、ここ塩釜にもそうした匂いが確かにあるとのことです。
それは単なる海の匂いとも違う観光地の匂いで、当店もまたそうした匂いに包まれているため、つい足を伸ばしてしまうのだとおっしゃいます。何気ない一言でしたが思い当たる節もあるためでしょうか、大切なブランドを受け継いでいるのだと改めて思い知らされました。
具体的にはどのような匂いなのかは特定できませんが、昔ながらの雰囲気やおもてなしの心があいまってできたものなのでしょう。お客様は商品を通して旅の効用を買って頂いているという、基本中の基本を肝に命じなければと深く反省させられた一日でした。