人生最大の幸せ
人間何がうれしいかといえば、ひいきのお相撲さんが勝ったときと、人にお金をあげたときぐらいうれしいことはないと言いますが、それを地で行っているような人が現れましたね。町に10億円をポンと寄付した神奈川県大磯の横溝千鶴さん(88歳)のことです。
しかも、「四十数年前から、米寿のこの日に10億円を贈ろうと目標を立て節約してきた。ふるさとに恩返しできたのは人生最大の幸せ。子供たちの教育のため、命ある限り努力を続けたい」というからにくいですね。うれしくなるほど人にお金をあげたことの無い身にはことのほかこたえます。
ましてや節約するお金自体ないと感じているのは、懐の貧しさの問題ではなく、そのもっと奥の心の貧しさがそう感じさせるのかも知れません。いっそのこと中途半端な貯金など止めてしまい、横溝さんの爪の垢でも買いに行った方がよいのかも知れませんね。