フードマイレージを縮小させるには?その2
なにしろ、地産・地消に拘りすぎると、都会の一等地に田んぼや畑を作らなければなりませんから、輸送エネルギーを上回るコストが発生することになるでしょうし、第一それでは都会としての魅力がなくなってしまい、あまりにも夢がなくなってしまいます。
“銀座でベコ飼う”このような話は現実みがありません。ナショナルブランドと地域ブランドをクロスさせた品揃えを享受できるのが都会の魅力ではないでしょうか。旬の食材は産地にお任せいただければ、フードマイレージの縮小にも貢献できます。
環境の保全に配慮することは大切なことなので、エネルギーの無駄遣いは避けなければなりませんが、私たち人間は、無駄をなくすために生きているのではなく、生きるために無駄をなくすのだということを熟慮する必要があるのではないでしょうか。