古川のお祭と伝統行事
政宗公まつりは、1592年(文禄元年)に豊臣秀吉の命を受け岩出山から京都に赴いた伊達軍が、装束の華麗さで京の人々を驚かせたことに由来する。「粋なもの」のことを「伊達者」と呼ぶようになったという故事にならい、ホラ貝と陣太鼓が鳴り響くなか、武者行列が練り歩く。その華麗さはうわさにたがわぬ戦国絵巻そのものです。
伝統行事といえば、毎年1月5日に松山町松山に伝わる、日本刀打ち始め式があります。城下町松山には、日本刀鍛冶・法華三郎の日本刀鍛錬所があります。法華氏は伝統の「大和伝保昌派」の復元に成功するなどの名工。普段は製作現場を見ることは難しいが、正月の打始め式は見学が可能で、日本刀の鍛錬を見ることができます。
一方、新しく伝統行事に育ちつつあるのが、気球が空に舞う「バルーンフェスティバル」です。この行事は、11月の上旬の3日間、江合川河岸にある、あったか河川公園で日本気球連名公認のフェスティバルとして開かれるものであり、色とりどりの熱気球が空に舞い壮観な景色が楽しめます。また、先着限定でバルーンの体験もできます。