合格祈願たたみ
受験戦争真っ只中というところでしょうが、15日の河北新聞「みちのく」欄にホットな話題が載っていました。合格畳というのだそうです。どんなものかと受験生ならずとも気になるところなので読んでみると、神社の絵馬になぞらえて五角形に作られた畳なのですが、「ごかく」と「ごうかく」をかけているところがみそのようです。
作成したのは、石巻市桃生町の畳製作所「草新舎」というところでした。実はこの五角形のミニ畳ほかにも色々工夫されている。落ちそうで落ちないことで有名な市内の釣石神社のお札を縫込み、裏にはすべり止めを装着し、畳の縁(へり)で囲んでいるという念の入れようである。しかも製作したのは末広がりの八枚限定生産というから驚く。
ここからは私の勝手な想像だが、もしかすると、畳の原料であるイグサもイクサ(戦)にてかけて互角に戦い最後は合格という落ちならぬ洒落までついているような気がします。いずれにしても、この社長なかなかのアイディアマンで、今後もユニークな製品開発が期待できそうですね。今年はひとつ畳を新調してはいかがでしょう。もちろん古女房はそのままにしなければいけませんよ。