大崎地方の地酒
米どころ大崎は、舟形・栗駒の山々からもたらされる清流が集まる場所で、この自然の恵みを生かした酒造りが行われてきました。旧古川市、旧松山町、旧三本木町、加美町、美里町などに蔵元があり、旧松山町には創業200年以上の醸造元もあります。美味しい米と雪解け水を原料にした地酒がどのようにして生まれたのか見て回るのも楽しい。
大崎には、事前に予約すれば、酒蔵の中を見学できる蔵元もある。旧松山町・一ノ蔵、美里町・川敬商店、古川・寒梅酒造などです。2006年に大崎市誕生を記念して、旧岩出山町とJAいわでやま、「あ・ら・伊達な道の駅」が共同で開発した純米酒「あ・ら大崎市」は500本の限定で生産され、道の駅などで販売されました。
また、酒蔵を改造した新しい試みも形になっています。飲食ゾーンがオープンした「醸室」は、歴史ある酒造店の建物を利用したものですが、どこか懐かしさの残る中庭の雰囲気を生かし、地元素材を使った食事が楽しめますし、大崎地方の特産品を揃えたお土産品コーナー、商いの歴史資料館「ふるかわら蔵史館」もあります。