円通院の紅葉ライトアップ
2005年に始まった松島円通院の紅葉ライトアップは、益々従事した企画で今年も行われています。円通院は、伊達政宗公の嫡孫である光宗公の菩提寺で、霊廟「三慧殿」や本堂「大悲亭」といった三宗公ゆかりの古い建物が残っています。山門をくぐると東日本では珍しいといわれる枯山水の石庭が広がり、四季折々の表情を見せてくれます。
ライトアップされた赤や黄色のモミジやカエデ、竹林などが石庭に配置された灯篭と見事に調和し、幻想的な世界にいざなってくれます。なかでも際立つのは、池に映るモミジの深さでしょう。静寂の中に、くっきりと水鏡に映し出される光景は一枚の絵のようですが、今年はこれに加え、境内の奥の杉をもっと面白くしようという企画が加わりました。
東北芸術工科大学の協力により実現したこの企画は、「音に共鳴する光が楽しめる」というものです。強く高い音を鳴らすとフワーっと光も強くなり、弱くなるとうす暗くなるという仕掛けです。また、ビブラートの場合はふわふわした明かりになりますので、紅葉した木々もやわらかく語りかけてくるように思われてとても不思議な感じがします。
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