珍しい訪問者(その2)
レオ君を家に送り届けたあとで、彼がわが家を訪問した本当の理由は何だったのだろうとあらためて考えてみました。第一どうして朝に来たのだろうかも解りません。私たちの想像では、夜中にご近所のだれかが散歩をさせるためにチェーンを外してくれたのではないかと考えましたが、それがそうでもないらしいということが解りました。
というのは、その日の夜に私たちが散歩している時、いつも彼の面倒を見ていてくれるおねえさんに会いました。これも滅多にないことなのですが、早速今朝の出来事を話すと、昨夜は午後8時過ぎにご飯をもっていったので、その後は誰もチェーンを外すわけがないというのです。「多分お宅にどうしても行きたかったのでしょう」というコメントでした。
私たちとしては、今年の6月の津波の時にレオ君を預かった時、自分の家に帰りたがっていた姿を見て以来、"なるべくそっとしておいた方が良いのでは"という思いから、敢えて疎遠にしてきたのですが、レオ君にしてみれば、私たちの元気な姿を一目見たかったのかもしれません。時々顔を見せくれればそれでいいということなのでしょうか。